お通夜の所要時間はどのくらい?受付から閉式、通夜振る舞いまでの流れ

公開日:2026/04/06
流れ

お通夜に参列する際「何時から始まるのか」「どのくらい時間がかかるのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。一般的なお通夜は18時〜19時頃に開始され、儀式自体は約1時間ほどが目安とされています。本記事では、お通夜の開始時間や所要時間、当日の流れについて分かりやすく紹介します。

お通夜の流れ・所要時間

お通夜とは、葬儀の前夜に行われる大切な儀式で、遺族や親族、友人・知人が集まり、故人を偲びながら最後の時間をともに過ごす場です。一般的には故人の遺影を前にして行われ、参列者は香典を持参し、焼香や合掌を通して冥福を祈ります。

また、供花やお香が用意され、参列者は遺族にお悔やみの言葉を伝えます。お通夜は単に別れを惜しむだけでなく、遺族の心を支え、悲しみを分かち合う意味合いも持つ重要な機会です。

お通夜の基本的な流れ

お通夜はあらかじめ決められた流れに沿って進行します。まず遺族や親族は開始の約1時間前に会場へ到着し、控室で待機します。

その後、開始30分ほど前になると受付が始まり、弔問客は香典を渡して記帳を行います。僧侶が到着した際には控室へ案内し、お茶やお菓子でもてなすとともに、喪主や世話役が挨拶をして式の進行を確認する流れです。

開式15分前には遺族・親族が着席し、参列者の受け入れ準備を整えます。席次は祭壇に近いほど上座とされ、故人と関係の深い方から順に座ります。開始時刻になると僧侶による読経が始まり、30~40分ほど続くのが一般的です。

読経開始から10〜15分後には焼香が始まり、喪主、遺族、親族、一般参列者の順で行われます。読経終了後、僧侶による法話が行われることもあり、その後僧侶は退場します。最後に喪主が参列者へ感謝の挨拶を述べ、お通夜は終了となります。

通夜振る舞いについて

通夜式の後には「通夜振る舞い」と呼ばれる会食の場が設けられるのが一般的です。これは弔問客をもてなし、故人を偲びながら語り合う時間であり、料理に箸をつけることが供養になると考えられています。

長居は必要ありませんが、一口でもいただくのがマナーとされています。所要時間はおおよそ1時間程度で、その間に香典の会計なども行われます。

お通夜の開始時間・所要時間

お通夜の開始時間は18〜19時頃が一般的で、受付はその30分〜1時間前から始まります。遺族や親族は余裕をもって1時間前には会場入りし、弔問客を迎える準備を整えることが大切です。

弔問客は開始15分前頃に集まることが多いため、それまでに着席しておくと安心です。儀式そのものの所要時間は約1時間ですが、参列者の人数によって焼香の時間が前後するため、多少の差が生じることがあります。

さらに通夜振る舞いを含めると、全体ではおよそ2〜3時間程度を見込んでおくとよいでしょう。

お通夜の基本的な作法

お通夜は故人を偲び、遺族に寄り添う大切な場であるため、基本的なマナーを守ることが重要です。作法を誤ると遺族に失礼となる場合もあるため、事前に流れや振る舞いを理解しておくことが大切です。

焼香の基本作法

焼香は読経中に、喪主・遺族・親族・弔問客の順で行われます。一般的には、数珠を左手に持ち、右手で香をつまみ、目の高さまで掲げてから香炉へ落とす流れです。

この「押しいただく」動作は宗派によって異なり、省略される場合や回数が変わることもあります。迷った場合は前の人に合わせるか、司会の指示に従うと安心です。

立礼焼香の流れ

立礼焼香は椅子席の会場で多く見られる方法で、席を立って焼香台へ移動して行います。

順番が来たら一礼して進み、遺族や僧侶、遺影に礼をした後に焼香を行います。焼香後は合掌し、少し下がって再度一礼してから席へ戻るのが基本的な流れです。

座礼焼香の流れ

座礼焼香は畳の会場で行われる形式で、正座や膝立ちの姿勢で移動・焼香を行う点が特徴です。焼香台の前で正座し、遺族や遺影に礼を尽くしたうえで焼香します。

動作は立礼焼香と似ていますが、終始低い姿勢を保つ点に注意が必要です。

回し焼香の流れ

回し焼香は会場が狭い場合などに行われ、香炉を順番に回して焼香します。

自分の順番が来たら会釈して香炉を受け取り、遺影に合掌・一礼してから焼香を行います。終わったら丁寧に次の人へ渡すのがマナーです。

数珠の扱い方

数珠は仏式の弔事に欠かせない持ち物で、持ち方にも作法があります。移動中や待機中は左手に掛けて持ち、焼香時は左手に掛けたまま右手で香を扱います。

合掌の際は両手に掛けて手を合わせるのが一般的です。宗派によって扱いが異なるため、分からない場合は略式数珠を用いると安心です。

服装・持ち物に関するマナー

お通夜は社会人として参列する機会が多い場であり、基本的なマナーを理解しておくことが重要です。マナーを知らずに参列すると、遺族や周囲に対して失礼にあたる場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

服装のマナー

お通夜では喪服の着用が基本です。喪服には正喪服・準喪服・略喪服がありますが、一般の弔問客として参列する場合は略喪服が適しています。

男性はブラックスーツに白いワイシャツ、黒のネクタイを合わせ、靴や靴下も黒で統一します。女性は黒のワンピースやアンサンブルなどのブラックフォーマルに、肌色のストッキングと黒のパンプスを合わせるのが一般的です。

略喪服は多少の装飾性が許容されますが、露出の多い服装や明るい色は避けるようにしましょう。

持ち物のマナー

持ち物にも注意が必要です。男性は結婚指輪以外のアクセサリーは外し、ネクタイピンも着用しないのが基本とされています。また、バッグは持たない方がよいとされるため、香典や数珠はポケットに入れて持ち運ぶのが望ましいです。

腕時計も外すか袖で隠す配慮が求められます。一方女性は、パールのイヤリングまたはネックレスのどちらか一方であれば着用が認められています。

パールは「涙の象徴」とされ弔事に適した装飾とされていますが、ネックレスは一連のものに限られ、二重以上のデザインはマナー違反となるため注意が必要です。

まとめ

お通夜は、故人との最後の時間を大切に過ごすとともに、遺族の心に寄り添う重要な場です。開始時間や所要時間、当日の流れをあらかじめ理解しておくことで、落ち着いて行動でき、余計な不安を感じることなく参列することができます。また、焼香の作法や数珠の扱い方、服装や持ち物といった基本的なマナーを身につけておくことは、故人への敬意を示すだけでなく、遺族への思いやりにもつながります。いざというときに慌てないためにも、本記事の内容を参考にしながら準備を整え、心を込めて故人を見送ることが大切です。

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